火 龍(かりゅう)
その龍は地の深くに潜み 目覚めの時を待つ 地の底の鼓動に応えて 眼を覚ます その身体は灼熱 すべてを呑み込み焼き尽くす ささやかな生あるものの嘆きなど聞こえぬ 嘲笑うように 地を焦がし 天を目指す
地上は しばし多くの死に満ちる
火龍
時の流れののちに 人々は知るだろう 火の龍の熱き爪痕に 新たに兆す緑があることを 龍はすべての再生を促す 大いなる星の 鼓動に共振し あるいは静かなため息のように 幾たびも目覚め また眠りにつく

「ミヅチ」で水の龍を描いたので、今度は是非とも火の龍を描きたいなあ、と思って出来た作品です。

火の龍で連想するものは多かったのですが、やはり大いなる力の象徴かなあ、ということで、

大きな自然、要するに地球のマグマのようなものをイメージしてしまいました。

火山と地震の国、日本の歴史ですから、太古の昔から

暴れる龍に泣かされる人も多かったでしょうしね。

出来ればいつまでも眠っていて欲しいものですが、

そうはいかないのが自然の息吹きそのものなんでしょうね(汗)

静かな再生を願ってしまいました。

 

で、タケルとはどういう関わりがあるかというと、

やはり「火」を味方につけた草那芸の剣の印象は大きいですし、

そのあたりのイメージとも関係があります。

余談ながら、うちのキャラのタケルは温泉好きだったりもします(笑)

きっと旅のあちこちで新しく名泉を発見して、

心身を休めることに歓びを見い出しているんだろうな、と思います。

タケルにまつわる伝説にもそういうものが少なからずありますし。

その土地に住む人たちにいいお湯を残すのをささやかな歓びにしていたりして…(笑)

 

今回の火龍は手間がかかりましたが、結構自分のイメージのとおりに描けて満足しています。

水の龍とは微妙にデザインが違ったりもして…。

昔から龍は好きで、参考資料がなくても描ける貴重な幻獣です。

その分、気合いが入って重い画像になってしまいました(汗)

 

 

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