きみを待つ
きみを待つ

無理を言ってでも東征について行った弟橘媛ですが、

やはり基本的には女一人でいたんだろうなあ、というのが私の想像です。

もしかしたら侍女というか、アシスタントというか、

そういう女性が1、2人いたかもしれないですが、

彼女はなんでも自分でやったんだろうな、というので、

髪を結ぶしぐさを描いてみたり。この髪型を一人でやるのは

すごく大変そうなんですが、そういうことは意に介していないのかも。

いずれにしても恋人の訪れを待って身支度をするのは

心ときめく作業には違いないですね。

 

 

どうしてもこういう背景にしたくて、ちょい、アール・ヌーボー風に。

フレームの線のみ、Illustratorで描いて、着色はPhotoshopでやりました。

でもなあ…CGだから楽かもしれないけれど、

ミュシャの作品はやっぱり手作業だったんだろうな。

改めて彼のすごさを再認識してしまいました。

人物と花と領布、唐草模様は別に描いています。

真ん中の丸の中に鏡を入れてみようかと鏡も別に描いたのですが、置いてみたら、

なにか重いなあ、という気がしたのでやめてしまいました。

頭で考えるものと実際の作品にはやはりギャップがありますね。

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