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梁塵秘抄
梁塵秘抄 杏珠のアップ

『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

平安後期の今様とその周辺歌謡の集成。後白河法皇撰。明確な成立年時は未詳。

《梁塵秘抄口伝集》と同じころか。もと20巻で,歌詞の集成である《梁塵秘抄》10巻と

口伝(くでん)を記した《梁塵秘抄口伝集》10巻があったと思われる。

1世紀ほど後に成った《本朝書籍(しよじやく)目録》に

〈梁塵秘抄廿巻 後白河院勅撰〉とある。

現存のものは,天理図書館蔵の巻子(かんす)本である巻一の断簡21首と,

袋綴2冊本の巻二(近世後期書写の孤本)の545首,ほかに《夫木和歌抄》に引く2首など。

 

中学生のころ、私は平家物語にはまっておりました。

その時の興味の派生で「梁塵秘抄」や「閑吟集」などの中世歌謡も好きでした。

 

有名な三つの歌謡を取り上げてみました。頼朝に「日本一の大天狗」と言われた

後白河法皇ですが、今様好きでも有名で、そのおかげでこれらの歌謡集は残っております。

その点は感謝したいし、なんとなく「怖い人、ただ者じゃない人」というイメージの

後白河法皇にちょっとした「可愛げ」みたいなものを添えています。

 

うーん…。いまで言えば「歌謡曲好きのおっちゃん」という感じかな?

 

内容はかなり庶民的ですが、仏の歌などを見ると、当時の信仰のイメージもわかりますし、

その他の二つの歌にしても、解説がなくても現代にもあい通じる「人の心」が見られます。

花は咲いて散り、人の世は移っても、変わらぬ思いや願いがある、という証明みたいですね。

そういうところに惹かれます。

 

今回、ちょっと勘違いして解像度400dpi、A2サイズという大きなものになってしまいました。

360dpiに落とせばB2出力も可能ではないかと思います。

珍しく動的なポーズで浮かんできたのが、ひつじ草の葉の上をジャンプ、というイメージでした。

水面にアメンボとかいるのかな?と思ったけど、トンボのほうが夏らしい感じ。

ちなみにこのトンボはフリーの素材集のものを利用しております。

 

ヒツジグサの花や葉っぱは新しく描きました。

なるべくフィルタを使わないでできる画面にしようと思って試行錯誤しています。

メモリが足りないと、この大きな画面の処理をしてくれない可能性が高くて。

まあ、こんな感じかなあ…。いくらか涼しげに見えるといいのですが…(^_^;)

 

 

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