巨勢山(こせやま)の つらつら椿つらつらに 見つゝ思ふなこせの春野(はるぬ)を 吾妹子を 早見(はやみ)浜風倭なる あをまつ椿咲かざるなゆめ 紫は はひさすものぞつばいちの 八十街(やそのちまた)に相へる児(こ)や誰
散り椿
常盤山(ときはやま) 生ひ連(つらな)れる玉椿 君がさかゆく杖にとぞきる(伐る) 葉をかへぬ 花さく春も万代(よろづよ)を 八尾(やつほ)の椿 かけぞふりせぬ 十のかず 八をの椿友とみん 花もふりぬる雪の姿を たかね行く たよりにみがく玉椿 光あらはせ かつらきの雲

ツバキ(椿)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ツバキ科ツバキ属の植物、学名Camellia japonicaであり、日本原産の常緑樹。

野生種の標準和名はヤブツバキ。国内外でヤブツバキや近縁の

ユキツバキから作り出された数々の園芸品種、ワビスケ、

中国・ベトナム産の原種や

園芸品種などを総称的に「椿」と呼ぶが、

同じツバキ属であってもサザンカを椿と呼ぶことはあまりない。

照葉樹林の代表的な樹木。花期は冬から春にかけてにまたがり、

早咲きのものは冬さなかに咲く。

 

「花椿」は春の季語であるが、「寒椿」「冬椿」は冬の季語。

海柘榴とも表記する。

花が美しく利用価値も高いので万葉集の頃からよく知られたが、

特に近世に茶花として好まれ多くの園芸品種が作られた。

美術や音楽の作品にもしばしば取り上げられている。

 

年を経たツバキは化けるという言い伝えが日本各地に残る。

新潟の伝説では、荒れ寺に現れる化け物の正体が

椿の木槌であったり、島根の伝説では、

牛鬼の正体が椿の古根だったという話がある。

 

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーー

 

理想の愛・謙遜

(赤)控えめな愛・気取らない美しさ

(白)申し分のない愛らしさ・理想的な愛情・冷ややかな美しさ

 

Wikipediaより抜粋

 

 

 

今回は浮かんできたイメージが妙な組み合わせだったので、かなり悩んだのですが、

結局そのまま形にしてみました。珍しく打掛姿です。それも白無垢に近いイメージですね。

で、どうして水の中にいるのかがよくわからないのですが…。水だから椿も水面に落ちます。

本来、椿はわりとしっかりした土壌に生えるような気がするのですが…。

こういうシチュエーションのせいか、杏珠もいつもよりちょっと大人っぽくなっております。

なんとなく落城の姫君みたいですね〜 (^_^;) あんまり縁起がいい場面とは思えませんが…。

 

 

椿の花は何種類も描いたのですが、結局使わなかったものもあります。

勿体ないので、そのうちなにかに使えたらいいなあ、と思うのですが…。

このごろは花と葉っぱと枝などは全部別々にわけて描いているので、

あれこれと使い回しのアレンジが効いて便利です。素材とか。

 

 

 

水面をどういうふうに描くかこれも悩みまして、いろいろとPhotoshopで試したのですが、

どれもしっくりと来ないし、納得出来なかったので、結局はフリー素材の写真をもとに

加工してみました。まあ、それなりのイメージになったかなあ、と思っております (^_^;)

 

いろいろなことを振り返ると、今回は全体的に難産の作品だったなあ、という実感です。

 

 

 

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