四季彩Gallery

あら玉の 年のあけゆく山かづら 霞をかけて春はきにけり (順徳天皇)
あらたまの 年もかはらぬふるさとの 雪のうちにも春は来にけり
納曽利

納曽利 (なそり)

 

雅楽の曲。別名双龍舞。納蘇利と表記の場合もある。

二匹の龍が遊び戯れるさまを表したものと言われる。

 

左方の蘭陵王の番舞(つがいまい)。右方(高麗楽)に属する

高麗壱越調 (こまいちこつちょう)の二人舞だが、

一人舞の場合は曲名を「落蹲」と言う。

但し、南都楽所では一人舞の場合は曲名を「納曽利」、

二人舞の場合は「落蹲」と呼ぶ。

 

紺青色の龍頭を模した舞楽面を着け、

銀色の桴(ばち/細い棒のこと)を携える。

 

黄色系統の色の紗地に窠紋の刺繍をした袍を用い、

その上に毛縁の裲襠 (りょうとう)と呼ばれる

袖の無い貫頭衣を着装し、銀帯を締める。

 

女性や少年少女が舞う場合もあり、その場合は、

舞楽面を着けずに山吹の挿頭花を挿した前天冠を着け、

歌舞伎舞踊と同様の舞台化粧をする場合がある。

 

Wikipediaより

 

かなり以前から新年には描いてみたいなあ、と思っていた舞楽です。

それも迦陵頻伽とか胡蝶だとポピュラー過ぎるかなあ?というので、蘭陵王との

番舞になっているこれを…。一人で舞う場合は「落蹲」と言うのが正しいようですね。

それでもって本当は「龍」なんですよね。なのに鳳凰がいるイメージは

やっぱり朱夏ちゃんの存在のせいですね(^^;)すっかり当たり前のペアになっちゃって…(^^;)

でも大太鼓の片方には龍がいますが、もう片方には鳳凰がいますしね。

その存在自体でペアのものなんだろうな、と勝手に考えております。

いずれにしてもお正月らしくめでたい存在ですし(^.^)

今回、全部の線画や模様をIllustratorで描きました。

Photoshopと同時に立ち上げてもほぼ大丈夫な環境なので、

両方のソフトのあいだを行ったり来たり(^^;)

特に悩んだ線は装束の裲襠 (りょうとう)に使われているフリンジのような部分ですね。

最初ブラシを作ろうとしたんですが、どうも納得出来なくて、

細かい部分に分けて、ちまちまとブレンドツールで描いていったのでした。

まつげの部分に使っている先が細くなるブラシでしたので、わりと雰囲気出せたと思っています。

…が、縮小してしまうと全然わかりませんね(^^;) いいけどさ〜(x_x;)

なによりも自分で描いている過程が楽しかったので、それが一番でした。

花が出てこない作品ですが、それなりに華やかになったかなあ、と…。

私って花のみならず、楽器を描くのもそれなりに好きかもしれません(^^;)

 

 

 

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