四季彩Gallery

はつふゆ
ちまちまと した海もちぬ 石蕗(つわ)の花 小林一茶 石蕗(つわぶき)の 日陰は寒し 猫の鼻 酒井抱一(さかいほういつ)
はつふゆ
いくたびか 時雨(しぐれ)のあめのかかりたる 石蕗の花も つひに終はりぬ --------斎藤茂吉------ 秋草の しどろが端にものものしく 生きを栄ゆるつはぶきの花 ---------伊藤左千夫-------

ツワブキ       (石蕗、艶蕗、学名Farfugium japonicum、

シノニムFarfugium tussilagineum 、Ligularia tussilaginea )

 

キク科ツワブキ属の多年草。イシブキ、ツワともいう。

ツワブキの名は、艶葉蕗(つやばぶき)、

つまり「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられている。

沖縄方言では「ちぃぱっぱ」という。

 

日本では本州の福島県・石川県以西から四国、九州、

琉球諸島(大東諸島と魚釣島を除く)に、

日本国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布する。

低地から山地の日陰や海岸に多い。

 

多年草で、草丈は50cm程度。地下に短い茎があり、地上には葉だけが出る。

葉は根生葉で葉身は基部が大きく左右に張り出し全体で円形に近くなる。

長い葉柄を持ち、葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心につく。

これらの点はフキによく似ている。

その葉は厚くて表面につやがあり、緑色が濃く、若いときには綿毛が多い。

花期は10-11月。葉の間を抜けて花茎を伸ばし、その先端に散房花序をつけ、

直径5cm程度の黄色い花を数輪咲かせる。

 

フキが夏緑性であるのに対して、ツワブキは常緑性である。

 

日陰でもよく育ち、園芸植物として、

日本庭園の石組みや木の根元などに好まれる。

斑入りの葉を持つものもある。

民間薬(生薬名たくご)として、茎と葉を打撲や火傷に用いる。

フキと同じように茎を食用とすることもある。

 

津和野町の名前の由来は「石蕗の野」であるという。

 

《花言葉》

謙遜、謙譲

愛よよみがえれ

先を見通す能力

内に秘めたる想い

困難に負けない

 

 

Wikipediaより

 

 

 

今年はもうすっかり開き直って、「杏珠と花」のシリーズを続けております。

そのうちに飽きることもあろうかと思うのですが、いままでは「その時代に存在した花」だけしか

描けなかったこともあって、一応なんでもアリ、な現代を想定すると、

いくらでも描きたい花が増えてしまうんです。

でもそろそろ頭を切り替えないといけないかなあ、と思ったりもするんですが…(^^;)

毎年どのジャンルに気合いが入っていたのか、って作品数を見ればすぐにわかってしまいますね〜。

これ以降の季節になると冬の花になりますし、屋外では色彩も寂しくなりますが…。

それでもまだ全然描き足りない気分は残ってたりするんですよね〜(^^;)

 

 

 

花の色合いをグラデーションとうすもののかさねで表現することって

なかなか楽しくて癖になりますね(^^;)

かさねとうすものの組み合わせのセンスって平安時代からいまだに日本人の心の中には

しっかりと生きているんですね。そういうことを確認するのって楽しい作業です(^.^)

原色に近い色合いを使っても、嫌みな感じにならないあたり、独特の上品なイメージも

やはり日本古来からの美意識なんだなあ、と思いますし。

植物を描く技法が無意識のうちに友禅のそれに近づいているのも

自分でも面白く思っております。

 

 

 

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