四季彩Gallery

 馥郁(ふくいく)と
茶の花に 隠れんぼする 雀かな 小林一茶 茶の花や 石をめぐりて 路を取 与謝蕪村 茶の花に 暖かき日の しまひかな 高浜虚子 茶の花も 崖も静かに こぼれゐる 水原秋桜子 芭蕉忌や 茶の花折って 奉る 夏目漱石
馥郁と
小春日に 香りの記憶が 馥郁と

         チャノキ(茶の木、学名:Camellia sinensis)

 

ツバキ科ツバキ属の常緑樹である。

チャの木、あるいは茶樹とも記される。

単にチャ(茶)と呼ぶこともある。

原産地は中国南部とされているが確かなことはわかっていない。

 

中国や日本で栽培されている1m前後の低木(学名: Camellia sinensis)と

インド・スリランカなどで栽培されている

8〜15mにも達する高木(アッサムチャ。学名: C. sinensis var. assamica)

の二種類がある。

日本自生の在来種は、一般的に日本種という言い方をする。

樹皮は滑らかで幹の内部は堅い。

日本産のものと中国産のものは植物学上同一種として

扱われているが、花卉の形状などに明らかな違いが認められる。

 

日本では、栽培される以外に、山林で見かけることも多い。

古くから栽培されているため、逸出している例が多く、

山里の人家周辺では、自然林にも多少は入り込んでいる例がある。

また、人家が見られないのにチャノキがあった場合、

かつてそこに集落があった可能性がある。

 

また、九州や、四国に、在来種(一説には、史前帰化植物)の

山茶(ヤマチャ)が自生している。

 

チャは亜熱帯原産の植物であるため、寒さにはそれほど強い方ではない。

暑さに対しても、乾燥した気候には弱く、

干ばつ(干害)で枯れ込むこともある。

チャは他の多くの植物と違って、酸性土壌を好む植物であり、

土壌の酸性化が進んでいる場合でも、その耐性が比較的強い。

また、本来は陽樹に区分されるが、日射量が少ない環境に

さらされても生き延びることができるという、

耐陰性に優れた特性を持っている。

 

チャノキの葉は人間が口にする嗜好品として加工されている。

また、種からカメリア油を絞るのにも使われる。

 

 

花言葉は「純愛」「追憶」

 

Wikipediaより

 

 

 

 

 

また随分と季節が進んでしまいましたが、今回のテーマは茶の花です。

そうです。緑茶や紅茶やウーロン茶などすべてのもとであるお茶ですね。

 

私はとりわけ子供の頃からこよなく緑茶を愛してきましたので、

毎日の生活に必要不可欠なものでもあります。

どんなにご馳走を食べても、美味しいお菓子を食べても、締めの緑茶がなければ

食事が完成したとは思えないんですよ。それくらい好きです。

平均して大きなマグカップ(湯呑みじゃ小さいし)に数杯以上は飲みます。

真夏でも熱いお茶は欠かしたことがありません。

 

でも植物としては花が咲いてしまえば、おそらくお茶自体の美味しさは残りませんよね。

…というよりも「茶の花」というのは初冬の季語だったりするんですけど…(^^;)

うつむきがちに咲く物静かな風情。ツバキ科だけあって、白椿に似てますね。

いつのまにか野生化した生け垣などに昔の人の静かな日々を思い起こさせる花です。

 

 

 

まだ飽きずに続けている花と杏珠のシリーズ。

正確には今はこれしか描きたくならないという心理状態が大きく働いているみたいです。

どうしてこれでないと駄目なのかは自分にもわかりませんが、とにかく描きたいものを

描きたいように描くのが信条ですので、もういいやって気持ちに

なるまでは続くと思います(^^;)

 

意外と白い水干を描くのは珍しいかも、と思っております。

カラフルなグラデーションもいいですが、白もいいですよね。

それと日本に渡来した時期によって、古典の舞台では描けない花も

ここでは自由に描けるというのが嬉しいな、と思っているんですよね。

そのうちに気が向けば花屋さんの花、ハーブの花とかも描くかもしれません(^.^)

でも杏珠はあくまでも「花の精」の役ですので、いろいろとコスプレで遊んでおります。

花によっては洋装でないと変な場合がないとも限りませんしね〜。

遠からずカレンダーを作ろうかなあ、というもくろみもどこかにあったりして…(^^;)

 

 

 

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