黄金月宮殿 (きんげっきゅうでん)
月夜よし 川の音清しいざここに 行くも行かぬも遊びて行かむ
黄金月宮殿
目には見て 手には取らえぬ月の内の 楓のごとき妹をいかにせむ

中国の壁画にあるという天女の絵を見ているうちに、こういうシーンが描きたくなりました。

やっぱり天女ですね(笑)古代の日本と中国の文化の近さを見ていますと、

かの蟐我の伝説もきちんと伝わっていたんじゃないかなあ、と思えてきまして。

月には天女が住む宮殿があるかもしれないし…というファンタジックな画面を描いてしまいました。

空を往く天女はやはり地上の価値観に捕われずに幸せそうに思えてしまうのは私だけでしょうか?

ちなみに装束はやはり中国の影響が強い万葉の時代のもので描いてみました。

 

 

これだけオーバーレイモードを多用した絵も珍しいかも。

なんとなくきらめきがある雰囲気を出したかったのですね。

人物画像よりも背景画像の方が重くなるのはいつもどおりでした(汗)

素材には日本のものも中国のものも混ぜて使っています。

わりとしっくり似合う気がするんですが、それもこの時代ゆえにでしょうね。

出来ればこれももっと大きな画面で空間をいっぱい取って描きたかったなあ、と思います。

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