古代日本Gallery

 千年(ちとせ)の夢
はるか遠くの異国にて 再び目覚めの時を見る
千年の夢
春草の繁き我(あ)が恋大海(おほうみ)の 辺(ヘ)に行く波の千重(ちえ)に積もりぬ おほほしく君を相見て菅(すが)の根の 長き春日(はるひ)を恋ひわたるかも

「天籟の音」と対の作品のようになってしまいました。

琵琶を描いたので、やはり阮咸も描きたいなあ、と思いまして。

しかしながら、琵琶はずっと後世に伝わっていきますが、

阮咸は万葉の時代以降はあんまり表には現れないようです。

どこかでひっそりと継承されていたのか、それとも途絶えてしまったのか…。

現代にも身近ではない楽器ゆえに、その音色の想像もつきがたく、

かえってロマンを呼び起こされる楽器でもあります。

やはりシルクロードの音なんでしょうか?

 

古代日本ではありますが、中国の影響の濃い画面になってしまいました。

牡丹とか、背景の窓枠とか。いかにも中国の象徴らしいものばかりですが、

やはり古代にはしっくりとはまってしまいます。

当時の人々には憧れの国、憧れの文化だったんでしょうね。

 

前の外付けHHDと共にデータも消えてしまったので、阮咸も牡丹も新たに描き直しました。

時間に追われていなければ、こういうものを描くのも楽しい作業です。

ようやくIllustratorもそれなりの役割を果たすようになったかなあ、と。

でもこういう髪型はやっぱりセーラームーンみたいですねえ(笑)

Copyright (C) 2001-2023,Haruusagi All rights reserved.