花に暮れる
花に暮れる
音もなく花びらが舞い散る晩春の黄昏、私は天女に出会った。 静かに天上の楽が降注ぐ。その庭で天女は舞っていた。 花に酔うように頬をうっすらと染めて。 袖が翻るたびに花びらも舞う。 あの羽衣を奪えば彼女は私のものになってくれるのだろうか… ふとそんないたずら心が動いた。…が、私は結局それができなかった。 夢のようでそっと胸に秘めておきたい… そんなふうな神聖で美しい瞬間だったからーーー さて、この出合いは今後どのように展開していくのでしょうか。 いろいろなパターンが想像できる出合いの瞬間です。 今回のファイルは3枚。蝶と領布は別に描きました。 あとはあんまり変わったことはしていません。 それでもまとめて処理するとなぜか重い。 まあ、レイヤーが結合しやすい分、平安物よりは助かりますが(笑)

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