平安王朝Gallery

かはづ鳴く 六田(むつた)の川の川(かは)楊(やぎ)の ねもころ見れど飽かぬ川かも ーーーーーーーーーーー万葉集 巻第 9 - 1723
姫花柳
ひさかたの 天の岩戸のむかしより あくればかすむ春は来にけり 天つそら ひとつにかすむ山の端の かぎりやいづ く春のあけぼの

ネコヤナギ(猫柳、学名:Salix gracilistyla)ーーーーーーーーーーーーー

 

 

ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。

山間部の渓流から町中の小川まで、広く川辺に自生するヤナギの一種である。

 

北海道〜九州までの河川の水辺で見られ、

早春に川辺で穂の出る姿は美しいものである。

他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、

春の訪れを告げる植物とみなされる。

他のヤナギ類よりも水際に生育し、株元は水に浸かるところに育つ。

根本からも枝を出し、水に浸ったところからは根を下ろして株が増える。

葉は細い楕円形でつやがない。初夏には綿毛につつまれた種子を飛ばす。

 

花期は3〜4月。雌雄異株で、雄株と雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かす。

高さは3mほど。

 

銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、「ネコヤナギ」の和名は

これをネコの尾に見立てたことによる。花穂は生け花にもよく用いられる。

 

ネコヤナギの樹液もカブトムシやクワガタムシ、

カナブン、スズメバチの好物である。

 

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

自由・努力が報われる・親切・思いのまま

 

Wikipediaより

 

ネコヤナギといえば、あの銀色のふさふさした花を連想しますが、

実はこういう赤い花房の種類もあるそうですね。

で、その赤いふさふさの写真を眺めているうちに、これは姫君の風情だなあ、と思えてきました。

それが今回の作品のきっかけになりました(^^;)

まあ、毎回代わり映えしなくて申し訳ありませんが…。

まず自分が楽しくなければね、というのがお絵描きの基本ですし、それに忠実に楽しんでます。

 

しかしながら、あのいかにも子猫っぽいふさふさの感じを描くのって、すごい難しい…(ーー;)

今回、とてもながら「成功しました」とは言えない出来ですが、

これからはまた先の課題ということで、おおらかに見守っていただけると嬉しいです(^^;)

気持ちはすでに早春の趣に飛んでおります。

 

装束の色はやはり花のイメージですが、いつもの水干のような透ける生地とはちょっと違います。

薄物ではありますが、早春仕様というか、やや厚みもある感じですね。

お仕事で巫女さんの千早を描いた時に、これくらいの透け加減を描いたので、

これもいいなあ、と思いまして…(^^;)ぼかしのような感じがちょうどのようです。

 

てまりはなんとなく添えてみたものですが、本当はネコヤナギの枝に座らせるのは

大変かもしれない、と、ぶらんこにするかもしれないなあ、とも考えました。

が、まあ、構成してみたらそれなりに座れる角度になったので一安心です。

 

 

時々、花の線画の色を塗りたい、とかいうご希望をお聞かせいただくのですが、

その花自体がすでにパーツ構成の代物だったりしますので…。

そういうご希望にはなかなか添えないですね。これも申し訳ないです(ーー;)

 

 

 

 

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