平安王朝Gallery

我のみや あはれとおもはむきりぎりす なく夕かげのやまとなでしこ みるからに かたへ涼しき夏ごろも 日も夕暮のやまとなでしこ ほととぎす 鳴きつつ出づるあしひきの やまとなでしこ咲きにけらしも
斎の姫
あな恋し 今も見てしか山がつの 垣ほにさけるやまとなでしこ 古郷と 成りにし小野の朝露に ぬれつつにほふやまとなでしこ

ナデシコ(なでしこ、撫子、瞿麦) ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ナデシコ科ナデシコ属の植物、カワラナデシコ

(学名: Dianthus superbus L. var. longicalycinus)の異名。

またナデシコ属の植物の総称。秋の七草の一つである。蘧麦(きょばく)

 

ナデシコ属(Dianthus)はナデシコ科(Caryophyllaceae)に属し、

北半球の温帯域を中心に約300種が分布する。

このうち、ヒメハマナデシコとシナノナデシコは

日本固有種(日本にのみ自生)であり、

他に日本にはカワラナデシコとハマナデシコが分布する。

 

「撫でし子」と語意が通じることから、しばしば子どもや女性にたとえられ、

和歌などに多く参照される。古く『万葉集』から詠まれる。

季の景物としては秋に取り扱う。

『枕草子』では、「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」とあり、

当時の貴族に愛玩されたことがうかがえる。

また異名である常夏は『源氏物語』の巻名のひとつとなっており、

前栽に色とりどりのトコナツを彩りよく植えていた様子が描かれている。

 

ナデシコ属は古くから園芸品種として栽培され、

また種間交雑による園芸種が多く作られている。

中国では早くからセキチクが園芸化され、平安時代の日本に渡来し、

四季咲きの性格を持つことから「常夏」と呼ばれた。

 

 

《花言葉》

 

純愛 大胆 才能 深い愛情 陽気な恋

 

 

Wikipediaより抜粋

 

 

「斎の姫」というタイトルですが、これは斎宮とか斎院などのような、

国を代表するような巫女としての姫ではなく、深窓でひっそりと生きている

貴族の一族の中の小さな姫君、という感じですね。

ちょっと普通ではない能力のようなものがあって、一族の未来を占ったりするような…。

身内にとっては大事な宝でもありますし、本当に表には出さずに、

その存在さえ知られずに生きている姫のような感じ…。

…なんとなく、そういう王朝物語のような設定を想像してしまいました(^^;)

いや、どのみち妄想に過ぎませんから…。

 

 

 

 

そこに撫子の花なども添えてみたりして…。

撫子の花は純粋で華やかすぎない少女のイメージですね。

まあ、やまとなでしこの言葉のイメージ通りでしょうか。

占いをするとか先見をするのに鏡などを使うのかなあ、と思ったり…。

で、鏡も結構大きく描いたんですが、結局また全然目立たないものになってますね(^^;)

久しぶりに和紙のテクスチャを背景に使ってみました。

 

 

「花の精」とどこが違うかといえば、単にサイズの問題だけのような気がします…(^^;)

このごろの慣れのせいで、杏珠のような年代の少女が一番描きやすいかもしれません。

 

 

 

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