平安王朝Gallery

このごろは 柑子(かうじ)たちばななりまじり 木の葉もみづや秋の山里 もみぢ葉の ながれてとまる湊には 紅深き浪やたつらむ
緋の舞
もみぢ葉は 袖にこきいれてもていでなむ 秋は限りと見む人のため もみぢ葉に 道はむもれてあともなし いづくよりかは秋のゆくらむ 天の川 もみぢの橋やわたすらむ 色づく西の夕暮の空

カエデ(槭、槭樹、楓)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

カエデ科(APG植物分類体系ではムクロジ科に含める)

カエデ属 (Acer) の木の総称。

 

モミジ(紅葉、椛)とも呼ばれるが、その場合は

様々な樹木の紅葉を総称している場合もある。

主に童謡などで愛でられるものはそれである。

赤・黄・緑など様々な色合いを持つ為、童謡では色を錦と表現している。

 

日本のカエデとして代表されるのは、イロハモミジ (A. palmatum) である。

福島県以南の山野に普通に自生しているほか、古くから栽培も行われている。

園芸種として複数の栽培品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するものや

最初から紫色に近い葉を持ったものもある。

 

一般に高木になる。落葉樹が多く落葉広葉樹林の主要構成種であるが、

沖縄に自生するクスノハカエデのように常緑樹もある。

葉は対生し、葉の形は掌状に切れ込んだものが多く、

カエデの名称もこれ由来する(下記参照)。

しかし、三出複葉(メグスリノキ)や

単葉(ヒトツバカエデ、チドリノキ)のものもある。

 

花は風媒花で、花弁は目立たなく小さい。

果実は二つの種子が密着した姿で、それぞれから翼が伸びる翼果である。

脱落するときは翼があるので、風に乗ってくるくる回って落ちる。

 

 

カエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから

「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものとされている。

 

漢字「楓」は、本来は本種ではなくマンサク科のフウを指す。

訓読みで「かえで」と読むのは葉の形が似ていることによる慣用であるが、

カエデは葉が対生、フウは互生であり、植物学的には異なる植物である。

かつてはカエデ科の木には「槭」が用いられていたが、

この字は常用漢字に含まれず、替わって「楓」が充てられることが多くなった。

 

 

《花言葉》ーーーーーーーーーーーーーー

 

非凡な才能 遠慮 確保 遠慮 自制

 

 

 

Wikipediaより

 

 

 

日本で「紅葉」といえば、やはりカエデ紅葉が一番に思い浮びますが、

あの鮮やかな緋の色ゆえにひときわ印象に残るのかなあ、と思いつつ描いておりました。

「カエデ」というのと「モミジ」というのとでは微妙に違うらしいですが…。

個人的にはなぜか意外と描く機会が少なめのような感じですが、

秋には花と並んでもみじは欠かせませんよね。

 

紅葉→秋の女神龍田姫→川の流れ、という連想で水の流れも必要不可欠のような…(^^;)

昔から水のデザインにも秀逸なものがたくさんあります。

伝統的な文様の素材集の中からそういうものの代表的な形を使ってみました。

 

日本の秋に紅葉がなければ、秋も随分寂しくなるのでしょうね。

木々が翌年の芽吹きを夢見て残す色彩のようですね。

この国が四季のある国でよかったなあ、としみじみ思います(^.^)

 

 

 

当初、背景にはもっと細かい葉っぱが必要かなあ、と思って、そういう素材も作ったんですが、

結局かなりの空間が大きな葉っぱで埋まったために用意したブラシなども使いませんでした。

赤とかオレンジ系統の色合いは下品にならないように気になってしまうんですが、

もともと自然に存在する色はそのままで上品なんですね。面白いですね。

どこか微妙に原色ではないのかもしれません。

 

かさねの色目は葉っぱの色の移り変わりを意識したんですが、これもあまり目立ちませんでした。

まあ、さりげないお洒落心、っていう感じでちょうどいいのかもしれないですね〜。

 

願わくばこの国の未来がずっと鮮やかな秋の色彩に恵まれますように…。

四季の神がみが祝ぎ歌を謳う国でありますように…。

 

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