あさみどり -佐保姫-
あさみどりー佐保姫ー
さほひめの 霞の袖に髪すぢを みだすばかりの春雨のそら (心敬集) いつまでか 野辺に心のあくがれむ 花し知らずは千代もへぬべし (古今集)

去年の秋に描いた「からくれなゐ-龍田姫-」と対になるかなあ、

と思って描いた佐保姫、春の女神です。

折しも気候は冬のさなかなんですが、春の暖かさを待ちきれない気分で描きました。

佐保姫の花はなにがいいのか悩んだんですが、やはり紅葉と対になるのは桜ですよね。

山桜です。足下には多分菜の花の黄色があったりもするんですが…あんまりわかりませんね(汗)

秋の烏に対して、鳥はメジロのつもりだったりします。

で、やはり髪の流れが川になる、というのも対にしてみました。

髪型がこういう形なのは女神の雰囲気だったりします。

 

これは線画が2枚あります。

下のレイヤーに置いた普通の線画と、上に持って来た髪の下の部分の線画と。

白っぽい線はどうしても上から重ねないと見えないですし。

でも上の方は邪魔になるのよね、というので、

本当に髪の下の方だけ抜き出すのに手間がかかったり。

上から塗ると白い線になって残ってしまうので、細かい部分も選択して消去、を繰り返しました。

そのわりにあまり目立ちませんが、まあほとんど自己満足なのかもしれません(汗)

 

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